子供といる時間が増加することで
その言動にイライラしてしまうことが増えている…
そんな方も少なくないのではないでしょうか?
今回はある事を気を付けるだけで「イライラする回数を大幅に減らせる」
そんな方法をご紹介させて頂きます。
知らない間に使っている「イライラを作り出す言葉」
こんな言葉を使ったことはありませんか?
「ちゃんとやって」
「もう少しできない?」
「このくらいみんなやってるでしょ?」
これら3つの例文には、
コミュニケーションには向かない《ある共通点をもつ言葉》
が使われています。
すぐに分かった方は、日頃からかなり言葉に意識を向けられている方だと思うので、今回の投稿は読まなくても良いかもしれません。
もし分からなかった方や興味がある人には、超オススメ記事なので、ぜひ続きをお読み下さい。
実は、今回の例文に使用したのは
言われた側だけでなく、使った本人までイライラすることになる…
にも関わらず、無意識に使ってしまう
そんな知らないと怖い言葉なんです。
その言葉とは…
「ちゃんと」
「もう少し」
「このくらい」
といった感覚的な基準を表す言葉です。
『えっ?』ってくらい拍子抜けする言葉かもしれませんが、
皆さんは
「ちゃんと」って、どのくらい?
「もう少し」って、あとどれだけ?
「このくらい」って、どの程度?
って、すぐに答えられますか?
他にも「普通は…」「常識的に…」「当たり前だけど…」などなど
【自分基準の言葉】
【自己基準言葉】
と記します。
(僕が理解しやすいように勝手に作った造語なので、専門用語ではありません)
そんな自分基準の言葉は、発言した人の様々な基準が含まれているので
会話でよく使われる割には
「基準を明確に説明できますか? 」
って言われると、誰が聞いても分かるように説明するのは案外難しいんです。
でも、無意識に使っていると、相手が基準とズレた時に
『なんでできないんだ!』
『なんでそのくらい分からないんだ!』
ってイライラしてしまいます。
ですが、この世に全ての基準が100%一致する人なんて絶対にいません。
極端にいえば世界には77億通りの基準があるんです。
だから自分基準の言葉は、使えば使うほど、自分自身をイライラさせることに…
改善するために、最も簡単なのは【事実言葉】を使う方法です。
例えば「もうちょっと右に動かして」が、一度で正確に伝わることはかなり稀ですが、
「あと5cm右に動かして」と表現すれば、伝わる可能性は格段に高くなります。
(これも僕の造語です)
つまり「自己基準言葉」を減らして「事実言葉」で会話をすれば
イライラの回数は減ります❗
しかし事実言葉には欠点があって、使いながら生活をすると、すぐに気づきますが
事実言葉だけでは、会話が困難な場面が多いんです。
そこで、実際に僕が子供に行っていた方法を具体例を交えながらご紹介させて頂きます。
具体的な対処法
今回の例は、数字では伝えることが難しい【子供の片付け】についてです。
実際に2歳の娘に行っていた、自分基準の言葉を使わず
「イライラする場面を減らしてくれた言葉掛け法」の一例をご紹介します。
子供が遊んでオモチャを散らかした後に、僕が意識的にやっていたのが
「ちゃんと片付けて」
という言葉を使う替わりに使っていたのが
「これって何処に片付ければ良いか分かる?」
「この子のお家はどこか知ってる?」
2歳くらいになると、答えられるようになった事が嬉しいので
「分かる!」「知ってる!」
って答えてくれます。後は
「じゃあお願いしても良いかな」
「お家に帰して上げてもらってもいいかな?」
だけでOKです
片付ける場所を分かってる事を行動で示したいので
「うん。イイよ❗️」
といって片付けてくれます。
余裕があれば
「ありがとう。片付けると部屋がキレイになって気持ちが良いね。お父さん嬉しい」
と、最後に感謝とやった事で皆が得たメリット、それによって感じた嬉しいという感情を伝えることで
『私の行為は、自分や人の為になる気持ちの良い事だ』
という体験もプレゼントしてあげられます。
もしもっとやって欲しい所があれば
「ココをこうするともっと良くなるよ♬」
のように、なるべく簡潔に伝えます。
こうやって娘自身が行動できるように促すことで
その段階での「娘の基準」を見ることができ、
それを僕が理解し、共有することで【片付けるの基準のズレ】がなくなります。
ズレがなくなるだけで、イライラするキッカケって大幅に減らすことができるんです❗
しかも基準が共有できれば、次にどんな言葉を掛けるのが、今の子供のレベルに合っているのかを判断しやすくなります。
もしよかったら参考にしてみて下さい。
イライラしない言葉かけのヒント
まとめ
自己基準言葉ではなく「あと5cm」「もう3個」「1分だけ」など、誰が聞いても同じことを想像する言葉を選ぼう。
まずは子供の基準を知り、お互いのズレをなくすことが大切。基準の改善を良くする働きかけはそれから。
より多くの子供たちの未来の為に良い情報を多くの方に届けたい!
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