自信を育む上で知っておきたい《危険な自信》とは…？

今回は特に空手界やスポーツ界に多く、むかし僕も苦しんだ

意外に陥りがちな

「自己肯定感を下げる自信」を持つ危険

についてお伝えしたいと思います。

「そもそも自己肯定感とは❓」
「自己肯定感がもたらすメリットとは❓」

前回の記事では、そんな「良い自信」についてお伝えさせて頂きました。

今回は、自信を育ててあげようと頑張った結果

育まれたのは、自己肯定感を下げかねない危険な自信だった…

なんて事がないよう、特にスポーツや勉強などに取り組まれているお子さんをお持ちの方は、参考にして頂ければと思います。

いつもお読み下さりありがとうございます✨

【夢は日本中の子供たちの未来を明るく幸せにする空手家なる❗】
纐纈卓真(こうけつたくま)です

指導の為に学んできた子育て心理学や脳科学などを活かした
「子育てが楽しくなる情報」
「現場で活きた指導法」など

空手界から子育て子供教育の良識を発信するために活動しております。

もしよかったら最後までお読みください😊

自己肯定感を育むために大切なこと
僕を苦しめた危険な自信
子供に現れる変化

自己肯定感を育むために大切なこと

「自己肯定感」って言葉は、今では常識的に使われていますが

実は意味に関しては、何となくの認識の方が非常に多く

一般的には

『自分ならできる！』という自信を持った人＝自己肯定感が高い

と思われている方が多いんです。

そのため《成功体験をさせること》に躍起になっている人も少なくありません。

しかし本当に大切なのは…

子供がその体験を通して

【物事や世界をどう見るようになるのか❓】

なんです。

実は、これが体験そのもの以上に

子供のその後の人生を大きく左右します

なぜなら人は、体験にどんな意味付けをしたかで

『あの時〇〇だったから次はこうしよう』と、

その後の人生の選択を決めることになるからです。

だから、そこに大きな影響を与える

子供が体験の前後に聞く言葉

これが僕ら大人たちの、最も気を付けたいキーワードなんです。

僕を苦しめた危険な自信

自信が付いたように見えて、実は《自己肯定感が非常に不安定になる自信》があるのですが…

「～しなさい」
「こうした方が良い」

「○○するなんて偉いわね～✨」
「そんな頑張れるなんて凄～い」

そうやって褒めたり叱ったりして

『なんとか成功させてあげよう』と

本人よりも躍起になっている人は、特に注意が必要です💦

そういう心理状態になると人は《結果》に注目する傾向が強くなり

「（〇〇ができるなんて）すご～い❗」
「やればできるじゃない✨」
「（〇〇するなんて）カッコいい～😍」

といったように《結果》にフォーカスして褒めるようになります。

その結果、成功を手にした子供は

『〇〇ができる僕には価値がある』という

成果を基にした自信と価値観を形成する可能性が高くなります。

そして、これが現役時代に一度、僕を苦しめた自信の正体

「承認欲求を強くする、根拠（結果）が必要な自信」

です。

こういった根拠が必要な自信は、根拠が強化されないと満足できなくなるため

『もっと認められたい❗もっと褒められたい❗』

という承認欲求が強くなります。

だから、さらなる結果を求めて積極的になるので

表面的にはやる気や自信が付いたように見えますが

それはあくまで《結果が出せる僕》という根拠に基づいた自信のため

周りが期待する結果に応えられなくなった時

その自信は一瞬で消えさり、自分の為でも人の為でもなく

ただただ『結果が出せないかもしれない…』という

《不安や恐怖》と闘うことになってしまうんです。

こうなると「挑戦をやめるor不安や恐怖に耐える」という選択になりかねません。

これは僕が現役中に経験し

試合の３ヶ月前くらいになると、一人の時間に嘔吐するなど、一時的に精神的にもツラかった時期があったのでよく分かります。

子供に現れる変化

子供がこの状態になると…

試合前になると体調を崩したり

『本当はやればできるハズ』と思う為に、練習を一生懸命取り組まなくなったり

負けた時のために対戦相手の評価をやたらにしたり

不安と戦っていることが、外から見ても分かるようになります。

『自分には無理だ…』

『負けたら怒られる…』

『結果が出せなかったら認めてもらえない…』

これでは前回紹介した自己肯定感

『自分ならできる❗』
『私を信じ、支えてくれる人がいる』
『どんな私でも価値がある❗』

これらを下げることになってしまうんです…

次回は、そんな自己肯定感を下げる接し方にならないために

『自分ならできる』
（自分の可能性を信じる心）

『私を信じてくれる人がいる』
（仲間や家族を信頼する心）

『たとえできなくても、どんな私でも価値がある』
（自分の価値を信じる勇気）

それらを育み、子供の自己肯定感を高める具体的な接し方について

お伝えしたいと思います。

ご期待下さい😊

多くの子供たちの未来の為に❗

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