前回まで「傾聴が家庭や子育てにもたらすメリット」について
・夫や妻、家族と会話が少ない…解決法と、そのメリットが凄い!
・ゲーム依存・スマホ依存の脱却法!子供の依存でお悩みの方へ[人気記事]
・「子供が言うことを聞かない!」時の解決法
過去3回にわたってお伝えしてきましたが
今回は傾聴がもたらす最大のメリットになるかもしれない
「関係性の向上」
(離婚、非行、自殺、ケンカなどの防止)
についてお伝えしたいと思います。
特に、お子さんがいるご家庭では、コロナ自粛が明けるまでの最後の期間。
長期休み明けに起こるリスク対策としても、今回の内容は知って頂きたいモノとなっております。
最後までお読み頂ければ幸いです。
男女の差を知ろう
現在、日本の夫婦の3組に1組が離婚すると言われていますが…
もう原因はほとんど同じです。
このブログの読者層の多くが僕と同じ世代の男性なので、コレを書いてイイのか分かりませんが…
離婚の原因のほとんどは…
男が話しを聴かないからです❗
※この言い分には半分、僕自身に言い聞かせるための自戒の念もこもってます(笑)
さすがに100%とまでは言いませんが、でももうほとんどコレが原因でイイんじゃないかと思います。
「ふざけんな!なんで男だけなんだ💢」
という男性の為にも、分かりやすいようにご説明いたします。
まず…
『あの人は何でも話を聴いてくれる』
『あの人には何でも相談ができる』
『少しくらい悩んでも、いつもあの人が話を聴いてくれるから頑張れる…』
そんな女性が
「でも一緒に居たくないから離婚しよう」
とはならないんです。
離婚理由の第1位は…
皆さんご存知の通り
「性格が合わない」
いわゆる価値観の不一致ですが、これも間違いなく相手の話を聴かないことで起こります。
その他の理由も結局はコミュニケーション力があれば解決できるものばかり…
「だから、なんで男だけなんだ❗」というと…
実は脳機能を男女で比較すると、男性は共感などのコミュニケーション能力が低いことが分かっているからです。
つまり男性が、コミュニケーションで最も大切な「共感して話を聴ける能力」を持てば、それらコミュニケーションからくる問題は解決できる可能性がかなり高いんです。
ちょっとだけ進化の過程も含めてご説明すると
まず人間の赤ちゃんは自然界ではありえないほど、超未熟な状態で産まれてきます。
自分では全く身動きできない。
母乳さえ自分で飲みに行けない。
わずかな自足移動の能力を獲得するのでさえ約1年を要する。
そんな生物は地球上に人間だけです。
(なぜこれほど未熟な状態で出産するかについては二足歩行に進化した為など、諸説あります)
そのため女性は「子供を産める性」である以上、産まれた我が子を守る(子孫を残す)ために
《周りに自分と子供を守ってくれるコミュニティー》を形成する必要があり
生物として脳もそのように発達したと言われています。
(女性は左右を繋ぐ脳梁が男性よりも20%ほど太く、これについても諸説ありますが、共感などのコミュニケーション能力は生まれつき男性より高いとも言われています)
つまり「女性は、そもそも生まれつき生物としてのコミュニケーション能力が高い❗」
だから能力の低い僕ら男性は、学ぶことで後天的にコミュニケーション能力を身に付けないと
共感もできないし、特に「結論のない話」「興味のない話」などが聞けないんです!
…いや
『俺はコミュニケーション能力がない❗だから学ぶんだ❗』
そう思った方が間違いなくコミュニケーション能力UPに繋がり、確実に僕ら男性にも大きなメリットがあるんです✨
ちなみに
「そんなこと言っても、うちの妻は全然僕の話を聴きませんけど」
という場合は、そもそもこれまで話を聴かなかったことで
『もうこの人とは話をしても無駄😒』
というレッテルを貼られてしまっている可能性大です。
でもレッテルであれば、今から頑張れば絶対に剥がせます❗
ここで1点!僕から、このブログを読んでいる女性の方に伝えておきたことが…
絶対に
「そもそもあなたが話を聞けば、うちの問題は解決するのよ」
とか旦那さんに言わないでください❗
男性は自分が優位に立って言う、否定、命令、指示は好きなんですが…
人に「否定・命令・指示」されることに極めて敏感という面倒くさい生き物で、よほど意識できている男性を除いては、即座に拒絶反応を示し、間違いなくケンカになります。
ですから絶対に
「あなたが話を聞きさえすればいいのよ!」は止めて下さいね。
コチラの解決法についてはセミナーでもお伝えしており、
今後「話を聞かない夫や上司に話を聞いてもらえるコツ」
として書こうと思いますので、乞うご期待下さい♬
子育てにおける傾聴のメリット
非行も、ケンカも同じです。
『僕の話をいつも真剣に聴いてくれる』
『どんな話も受け入れてくれる』
『でもムカつくから悪さしてやろう』
『困らせてやろう』
とはならないんです。
人は《否定・指示・命令・評価》など、他者が自分をコントロールしようとする言動に対して怒りなどのマイナス感情を抱きますが
それらを感じない言葉には怒りを覚えないからです。
子供たちの命を救う
自殺に関しては長くならないよう、なるべく簡略に説明します。
自殺者数が減った今でも年間約2万人、毎日50人以上の方が自らの命を絶っています。
ただ親として知っておきたいのは、全体の自殺者数は減っているものの
近年10代の自殺者率は増加しており、毎年のように過去最悪を記録している点です。
しかも、3分の2の人が、家族や友人に何の相談もなく、命を絶っていることも分かっています。
つまり、本人がどれだけ悩んでいたとしても、家族からすれば、ある日突然命を絶ってしまったように感じるんです。
専門家の中には
「相談することは勇気がいることだが、勇気を出して相談できる相手が居れば、自殺の件数は大幅に減る可能性が高い」
という方もいます。
だからこそ今、親子の会話を増やし、
傾聴することを強くオススメしたいと思います❗
はじめに掲載したように、夏休み明けの9月1日に学生の自殺が増えることは有名ですが、連休明けは必ず件数が増加します。
しかも通常の登校が始まって、コロナ禍でストレスに晒されていた子供たちが集まった時
子供たちのコミュニケーションが、悪化する可能性も決して否定できません。
自粛中、子供がスマホばかりで
『僕(わたし)の話を分かってくれるのは友達しかいない…』
もしそうなっていたとしたら…
イジメに遭いクラスから孤立した瞬間
その子は相談相手をなくし、家族が居たとしても精神的に孤立してしまいます。
『誰も自分の事を分かってくれない…』
そんな精神的孤独が自殺の最大の要因だとも言われているんです。
自粛期間こそチャンス
子供が家にいる時間が長い自粛期間だからこそ
子供の話に耳を傾け、子供の心の居場所となり、子供の頭の中で相談相手として親がリストアップされるチャンスでもあるんです❗
「安心して何でも話せる相手」に、人は信頼感を覚え、それが続ければ確実に関係性が良くなります。
否定せず、ただ全てを受け入れるように話を聴くことで、心の居場所として家族に安心を与える存在になれるんです。
そして話を聴くことが『あの人の為に』と、互いに思い合い、支え合える関係のはじまりになります。
もし『子供たちの話を聴く時間が少ないな~』と思ったら、これまでどんな風に子供の話を聞いていたか振り返ってみて下さい。
もしその時にアドバイスをしたり、相手の話を否定したり、途中で話を挟んでいる自分が居たとしたら、今日からは、全てを受け入れ、真剣に相手の話に耳を傾けてみて下さい。
次回ブログでは
《安心してなんでも話せる相手》になる
そのために最も大切な
「コレを知らなきゃ傾聴なんて絶対にできない❗」
そんな傾聴の前に絶対に知っておかなければいけない2つの事についてお伝えしたいと思います。
ご期待下さい。
より多くの子供たちの未来の為に良い情報を多くの方に!
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